β遮断薬とは

β遮断薬とは狭心症や高血圧の治療薬です。
交感神経の活動や血圧の上昇を抑える働きを持っています。
心臓の拍動はβ受容体が刺激を受け、交感神経からの信号を受け取ることで高まります。
β遮断薬は交感神経からの信号を遮断することで心臓の拍動を緩やかにし、心臓への負担を減らします。

しかし、不整脈や徐脈が見られる人には不向きです。
また、気管支が広がりにくくなる性質があるため、気管支喘息の患者には原則として使用することができません。
糖や脂質の代謝にも影響が出やすいので、糖尿病患者への投与も慎重になる必要があります。

飲みはじめの時期は副作用が発現しやすいので、少量から徐々に増やして様子を見なくてはなりません。
そして、効果が現れるまで2~3ヶ月ほど要すると言われています。
また、長期間使用した場合は自己判断で服用を中止すると、病状を急激に悪化させる恐れがあり危険です。
そのため、医師や薬剤師への相談が必要不可欠です。

高血圧治療におけるβ遮断薬の効能については、各国で解釈が異なります。
日本でも、海外のガイドラインを参考に位置づけを検討しました。
その結果、副作用や効果の高さを考慮し、高血圧の第一選択薬から除外されることが決まりました。